Kさんと話していても一向に話が進まないことに、 しばらくして気付く。 やや呆然。 不動産屋からは、早く契約しろ的なプレッシャーが強くなる。 さすがに僕たちも焦り始める。 なにしろ具体的なことがなんにも決まっていない。 さあ、どこから手をつけたらいいものか。 さっぱりアタマが回らない。 一気に流れていくはずだったのに、早くも座礁。 出航したばかりじゃん。 「ケンちゃんに頼んでみる?」 妻が言う。 僕は会ったことはないが、建築の仕事をしているらしい。 さっそく明日会うことにする。
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