[19]君の名は

の名前はってみんなに聞かれる。
これを読んでる人もそう思っているのだろう。

まいこと名前をつける人を尊敬する。
心から。
ズ−ッと考えてた、僕たちも。
何ヵ月も前から。
全然いいのが浮かばない。
どれもこれもピンと来ない。
話し合ってて、冗談みたいなのはどんどん出るけど、
まともなのは一向に。

くてもいいじゃん、とも思った。
みんなが勝手に好きな名前で呼んでくれればと。
でもそれじゃ電話とか出づらいしなー。

を見ても店の名前にって考えるようになる。
で、この間二人でブラブラしてるとき、
フッと目に入ったあるコトバ。

オッ
顔を合わせる僕たち。

いじゃん、なんか。
なんか、いいね。

ということで、決めました。

「トネリコ」

日、店の電話がはじめてなった。
おもむろに受話器をとるオレ。

い、こちらトネリコでございます。」
緊張しすぎだよ。

トネリコの木。

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